映画「ロシアン・スナイパー」リュドミラ・パヴリチェンコ、実在した伝説のスナイパー

どうも、ちゅうたです。

 

今日は映画『ロシアン・スナイパー』の紹介です。日本での公開は2015年。結構最近の映画だったんですね〜。

 

全然知らなかったです。

 

僕は昔から映画が大好きで、それこそ小学生の頃から父親とよく映画を観に行ってました。映画といってもほとんど洋画ですが。父が映画好きだったせいか、物心ついた頃からテレビの洋画劇場とか、いつも楽しみに観てましたねー。

 

淀川長治さんのモノマネ、よくやってましたよ。さよなら、さよなら、さよなら、ってやつです。笑

 

といっても今の若い人たち知らないでしょうね〜。

 

洋画ならジャンルは問わずなんでも観ますが、特にアクション映画をよく観てました。世間的にはあんまり面白くないと言われてるような映画でも、実際に観てみたら「なかなか良かった!」なんてことはしょっちゅうありました。

 

この『ロシアン・スナイパー』は、たまたま動画配信サイトで見つけて、どんな映画なのかネットで調べてみたらこれがまた評判がよろしくないようで、あるブログの記事なんか、ここまで書くかというぐらの酷評でした。

 

「よっしゃ!余計に観たなってきた!」そう、酷評見て逆にますます観たくなって、昨日は仕事も休みだったから早速観てみました。

 

「え!?どないやってん??」って。。。「はい。予想に反してすごく良かったです。」観てるうちにグイグイ引き込まれました。あの酷評を書いた人たちはどういう映画に期待してるんでしょうか?

 

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あらすじ。。。ネタバレあり

 

1942年のアメリカ国際学生会議。ルーズベルト大統領夫人のエレノア・ルーズベルトと軍服を着た若い女性リュドミラ・パヴリチェンコが出会う。

 

「あなたの仕事は?」尋ねるエレノアに「狙撃手です。。。。ファシストをを309人殺しました。」リュドミラが淡々と答える。驚き戸惑うエレノア。目の前にいる小柄な若い娘が。。。

 

1937年のソビエト。

 

ごく平凡な女学生リュドミラことリュダは、キエフ大学の試験を首席で通る程の頭脳明晰な女の子。厳格な軍人の父とは折り合いが悪く、なかなか打ち解けられない。

 

ある日、友達数人と行った射撃場で、男友達と射撃の試合をすることになったリュダ。もちろんリュダは銃を撃ったこともない。にも関わらず、男友達を負かし見事に勝利する。

 

その見事な射撃の才能にここの指導官も驚く。ある日、大学で授業を受けている時に学長室に呼ばれる。そこにはソ連軍の将校がいた!!

 

射撃場の指導官から話を聞いた軍が、リュダに会いにやって来たのだ。軍に入隊して狙撃手の訓練所に入ることを勧められる。断ろうとしたが、当時のソ連ではそれはむずかしい事。

 

1941年ソビエト

 

ある日、友人の兄のボリスの家に招待され食事をしている時に、独ソ不可侵条約を破ったナチスドイツがソ連に進行して来たというニュースを知る。

 

出兵しようとするリュダに思いを寄せるボリスは、女性が戦う必要はないとリュダを止める。医者である自分には出征免除許可を出すことが出来ると。。。しかしリュダは「戦いを逃げることはできない。私は射撃の訓練を受けた兵士なのだから」と言い残しその場を立ち去る。(この映画は時系列が行ったり来たりと忙しいから何度か観ないと完全に理解するのが難しいです。僕も2度観ました。)

 

再び1942年アメリカ

 

エレノアは309人もの人間を冷酷に殺したリュダを理解しようと彼女をホワイトハウスに招待して、しばらくの間滞在させ心を解きほぐそうとする。(リュダは本当は普通の娘だけど、自分の力ではどうすることも出来きずに、運命に翻弄されてきた傷ついたかわいそうな娘とエレノアは知ります。)

 

再び1941年ソビエト

 

新兵訓練所では過酷で厳しい訓練が行われている。その中にリュダの姿が。男たちでも苦しい訓練。娘であろうが手加減などはまったくない。ここには女はいない、いるのは兵士だけ。

 

男勝りのリュダは、その持って生まれた兵士としての才能をどんどん開花させて、一流の狙撃手になっていく。(この訓練の場面は観ていて本当にかわいそうになるくらい過酷なんですよ。ついこの前まで学業に励んでいた平凡な娘たちが、泥だらけになり這いつくばり突き飛ばされたりと眼を覆いたくなります。)

 

やがて、か弱かった娘たちも立派な兵士となり、男たちと共に戦場に送られる時がやって来る。

 

戦場で容赦ない砲撃と銃弾に仲間が次々と倒れてゆく。リュダは殺人マシーンのように次々と敵を倒してゆく。隊長のマカールは命令も聞かずに危険を顧みないリュダの行動に激しく叱責する!

 

次第に隊長のマカールに恋心を抱くようになったリュダ。この希望もない戦場に一筋の光が差したのもつかの間、ある日、リュダは爆撃により負傷してしまう。

 

救護施設でリュダの治療にあたったのはなんとボリスだった。医者であるボリスはリュダに思いを寄せ、この戦場に軍医として追いかけて来ていた。

 

そんなボリスにマカールはリュダを見守るように頼む。

 

負傷したリュダが戦場を離れてる間に、隊長のマカールは戦死してしまう。深く傷付いたリュダはマカールの敵討ちとばかりにナチスの兵士を顔色も変えずに次々と葬り去る。

 

いつの間にか敵からは『死の女』と恐れられるほどに冷酷な狙撃手になっていくリュダ。

 

殺人マシーンと化して敵を憎みいたぶりながら殺していくリュダに、新しく赴任してきた隊長レオニードは復讐のために生きるのはやめて、生きがい持てと説く。

 

やがて、リュダの新しい生きがいとなったレオニードと激しく恋をして、生きる目的を取り戻したリュダ。故郷の親友マーシャも従軍看護婦として戦地に赴任してきた。

 

リュダとマーシャ、マーシャの恋人でパイロットのグリシャとレオニードの4人でひと時の安らぎの時間を過ごす。だが、幸せな時間は長くは続かない。

 

ここは戦場。

 

グリシャは敵に撃墜され戦死、レオニードもリュダを庇い爆死してしまう。

 

精神を病んでいくリュダ。

 

次第に戦況が悪化しナチスドイツはすぐそこまで迫っていた。リュダを気に掛けるボリスは自分に与えられた、『特別な戦地を脱出するための許可証』をリュダに譲り、脱出用の潜水艦に乗せる。「私だけ帰るのはいや!」と言うリュダに自分は後から必ず帰る、と約束するボリス。。。。。。

 

再び1942年のアメリカ

 

リュダは国際学生会議の演説台でスピーチに立ちます。「あなたたちはずっと私たちの陰に隠れているつもりですか?」と、集まったアメリカ人に参戦を訴えます。

 

会場には割れんばかりの拍手が。。。。。

 

戦後、時が経ち年老いたエレノアがリュダに会いにソ連にやってきます。

 

リュダと、彼女の息子とエレノアがオペラを鑑賞しています。

 

感想

 

この映画の何が一番良かったかって、主人公の女性スナイパー、リュドミラ役のユリア・ペレシルドの演技が素晴らしかったです!どこにでもいるごく普通の女子学生。

 

それがちょっとした運命のいたずらで、軍隊に入ることになり過酷な戦場に送り込まれる。もともと男勝りなリュダ。銃弾が飛び交い砲弾や爆弾によって戦友が次々と惨たらしく死んでゆく。死と隣り合わせの戦争の狂気に触れ、やがて精神を病んでいき殺人マシーンのように敵を容赦なく倒していく。そんな中でも、人を愛することを知り殺人マシーンから女の顔になっていく。

 

見事な演技でした。

 

それに戦闘シーンもかなり迫力があって、リュダとマーシャ達が乗っている輸送船団にメッサーシュミットの大群が襲って来るシーンは圧巻でした。

 

あと戦場で戦うのは男ばかりと思っていましたが、ソ連では陸軍にも空軍にも有名な女性兵士がいたんですねー。

 

でも若い娘が弾丸や砲弾が飛び交う戦場を死に物狂いで走る姿には心が痛みます。

 

興味があったら是非観てください。

 

ではでは最後まで読んでいただきおおきに~

 

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