映画『フライト』を観た感想!デンゼル・ワシントン演じる機長は英雄?それともダメオヤジ?

どうも、ちゅうたです!

 

今回はHuluで観た映画『フライト』の感想です。

 

主演は映画『グローリー』を観て大ファンになった、デンゼル・ワシントン

デンゼル・ワシントンと言えば、どんな役を演じてもいつもクールで完璧な男のイメージなんですが(ヒーロー像から悪役まで)、この映画では今までと一味違う役どころ「優秀なパイロットが実は重度のアルコール依存症だった」という複雑な役を見事に演じ切っています。

 

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キャスト・スタッフ

 

監督‥‥ロバート・ゼメキス

  • ウィップ・ウィトカー‥‥デンゼル・ワシントン
  • ニコール・マッゲン‥‥ケリー・ライリー
  • チャーリー・アンダーソン‥‥ブルース・グリーンウッド
  • ヒュー・ラング‥‥ドン・チードル
  • ケン・エヴァンス‥‥ブライアン・ジュラティ
  • ハーリン・メイズ‥‥ジョン・グッドマン

 

2012年アメリカ映画

 

 

あらすじ前編(ネタバレ注意)

 

ウィップ・ウィトカ―は優秀な旅客機のパイロット。
フライトの朝、別れた妻からの電話で目を覚ます。隣には客室乗務員の恋人トリーナがいる。
妻が引き取った息子の養育費のことで朝から小言だ。

 

酒とドラッグで寝不足のままベッドから起き上がったウィトカ―は、目覚めのドラッグをキメて、そのままトリーナと共に空港に。

あいにくこの日はひどい悪天候で、乗務員も乗客も少し不安そうにしている。

ウィトカーはいつも通り何事もないように飛行準備にとりかかる。
飛行ルートはアトランタまでの52分のいつもの慣れたフライト。

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乗務員のマーガレットに、コーヒーとアスピリンを頼むウィトカーに副操縦士のエヴァンスが「大丈夫ですか?」と声をかける。

「疲れ気味だ」と答えるウィトカ―を不安気に見つめるエヴァンス。二人はこのフライトが初顔合わせだった。

 

そして離陸の時間が来た。

 

乗員、乗客102人を乗せた227便は離陸に向けて加速していく。
強い横風が吹き付け機体が横に振られながらもなんとか無事、離陸する。

しかし、すぐに激しい乱気流に遭遇して、激しく揺れる機体!!!

 

乗客も思わず声を上げる!

 

緊張で顔をこわばらせるエヴァンスとは対照的に、鼻歌を歌いながら余裕のウィトカー。
マーガレットに「今日は揺れがひどいから機内サービスはなしだな」とウィトカー。

 

さらに激しくなる揺れにウィトカ―は針路を変更して、水平飛行で前方にある2つの雲の間を抜けることをエヴァンスに伝える。

 

突拍子もないウィトカーの判断に戸惑うエアヴァンス。あまりの揺れに神に祈るエヴァンスだったが、「神は助けてくれないぞ!」と笑いながら速度を上げるウィトカ―。

 

「限界速度です!!速度を落とさなくては!」動揺するエヴァンスに「許容範囲だ!乱気流を抜けるためだ!!」と諭すウィトカ―。

 

管制塔にも適当な報告をさせてピンチを切り抜けようとするウィトカー。

 

激しく揺れる機体に緊迫する乗員、乗客たちだったが、ようやく乱気流から抜け出すことに成功。

その瞬間、乗客からは大きな拍手が!

 

エヴァンスも、ホッと胸をなでおろした。

 

「ここからの操縦は任せた」エヴァンスにそう言うと、ウィトカ―は客室に向かった。

 

「今朝の揺れをお詫びします」と乗客の前に姿を現したウィトカー。挨拶しながら、こっそりとウォッカの小瓶を2本入れたオレンジジュースを一気に飲みほして、再びコクピットに戻るウィトカ―。

 

ウィトカーは、ズバ抜けた操縦技術を持ったスゴ腕のパイロットだが、アルコール依存という大きな問題を抱えていたのだった。

 

操縦はエヴァンスに任せて仮眠するウィトカーの姿を見て「どうやったらこんな風に眠れるのかしら」と笑うマーガレット。

そろそろ着陸態勢に入るようにと管制塔からの無線連絡が。

 

エヴァンスが高度を下げようとした、その時だった!!!

大きな金属音と共に機体が激しく揺れる!!

 

目を覚ましたウィトカーに「昇降舵が動かない!!」とエヴァンス。

次の瞬間、機体は急角度で降下し始めた!ものすごいスピードで急降下する機体に機内は完全にパニック状態!

 

油圧装置の故障で完全にコントロール不能。

 

とにかく速度を落とすため、エアブレーキを作動して、車輪を出したり、燃料を捨てたりと、思いつくことを試していくウィトカーとエヴァンスだったが、降下速度は増すばかり。

 

管制塔には緊急事態宣言を告げ、乗客には安全姿勢を取らせる。

 

マーガレットの手も借りて手動制御に切り換えて、あらゆる手を尽くすが、機体は制御不能のままどんどん急降下していく!!!

 

地上の住宅地がすぐ近くに迫ってくる!!

 

絶体絶命のピンチ!!

 

ここでウィトカーが背面飛行でこれ以上の急降下を防ぐと言い出す!

 

耳を疑うエヴァンスだったが、こうなったらウィトカーに従うしかない!

 

ウィトカーはエヴァンスとマーガレットと3人で協力しながら機体を180度反転させて、どうにか水平飛行させることに成功する・・・。

 

しかし反転した機体のせいで、乗務員のカミ―は転倒して気を失ってしまう。

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カミ―を心配するトリーナ。今度は乗客の少年がシートの隙間からずり落ちてしまう。

 

少年のもとに這いつくばって、何とかたどり着いたトリーナ。

少年をどうにかこうにか座席に座らせた(逆さまなのでシートベルトで無理やり固定してるだけ)。

ここで、2つのエンジンから火災発生!

もう空港までたどり着くことも不可能だ。今度は機体を元に戻すために最後の力を振り絞ってエンジンフルパワー。

なんとか機体を反転させて、元に戻ったところでついに、エンジンが停止してしまう。

残された方法は、目の前の野原に不時着するだけだ。

 

野原にある教会が目の前に迫ってくる!

 

教会を避ける余力もなくなった227便、右翼と教会の塔が衝突して塔は崩れ去ってしまう!

 

「衝撃に備えろ!!」

 

次の瞬間、機体は草原に不時着した!!

激しい衝撃で大破した機体。

 

教会の信者たちが旅客機の中から次々と負傷者を救出していく・・・。

 

 

ウィトカーは病院のベッドで目を覚ました。

病室のテレビには227便が不時着する映像が流れていた!

 

呆然とするウィトカー。

ふと病室にいる男に気が付くウィトカー。

 

軍隊時代のパイロット仲間のチャーリだった。久しぶりに顔を合わす二人。
チャーリ―はパイロットを引退して、今はパイロット組合の幹部になっていた。

 

「お前は大勢の命を救った!たいしたもんだよ!」とチャーリー。

「何人助かったんだ?」とウィトカー。

「乗員、乗客102人中、96人が助かった。」「亡くなったのは乗客4名と乗務員2名」

 

亡くなった乗務員の中には、恋人のトリーナも含まれていた。トリーナは乗客の少年を助けるため、ベルトを着用していなかったのだ。

あらすじ前編に対する感想

 

ここまでのあらすじだけ読んだら、昔からよくある航空パニック映画そのものですよね。

じつは、この映画は事前に何の予備知識も情報も入れない状態で観ました。

 

ストーリーも勝手に想像してデンゼル・ワシントン扮する機長が制御不能に陥った旅客機を必死のパッチで無事着陸させて、めでたしめでたし、みたいな??感じで。

 

で、いざ映画が始まったら、しょっぱなからキレイな裸のおねーちゃんとのお目覚めで、寝起きから前日の残りのビールを流し込んで、別れたかーちゃんには電話で愚痴られて、おまけにデンゼルのお腹の肉は、ブニュブニュ!!

今までの役どころとは違うことが、冒頭からもにじみ出てるし。

 

今から乗客を乗せてフライトするって時に。。。鼻からコカイン、キィー――ンって。。。

 

アカンやろぉーっ!それっ!!!!

 

デンゼル!アンタはカッコええヒーロやねんからっ!!もうっ!…って感じ?

しかも、飛行中にもこっそりとアルコールまで飲んで完全にアル中のヤク中オヤジと化してますって!

 

この展開が意外過ぎてはじめは拒否反応起こしそうでしたが、そこはやっぱり超演技派のデンゼル、いざ機体が操縦不能になった時でも、決してパニクらずに冷静沈着に目の前の危機を乗り越えようとする頼もしさ。

 

とにかく離陸から不時着までの緊張感はハンパなかったですよ!マジで!

いくらボクが手掌多汗症(手汗症)を克服したとはいえ、この時ばかりは手汗かきましたもん!(汗)

 

それぐらい緊迫感と絶望感はヤバかったです!

 

あと、つけ加えるなら、離陸から飛行機が墜落するまでの時間は、わずか20分足らずの出来事。この映画の上映時間が約2時間20分なのに対して、飛行機の中のパニックシーンはたった20分ですからね。

この時点で、この映画がただのパニック映画じゃないってことが分かりますよね。

旅客機内のシーンのあいまに出てくる、もう一つの物語?

ヤク中のおねーちゃんが出てきて、ヘロインを注射して、そのままあの世に行きかけるシーン…。

こんなシーンを挟むこと自体がこの後の展開を予感させていますよね。

 

でも、どんな展開になるかまでは想像できませんでしたが。

 

もう一つ、この映画は随所に使われている音楽がいいんですよね~。

その使い方も実にスタイリッシュでカッコいい!(単に音楽好きだからかも知れませんが)

 

デンゼルがコカインをキメるシーンでは、ジョー・コッカ―の『Feeling Alright』でシャキッとアッパー感を演出。

 

ヤク中ねーちゃんがヘロインをゲットして、部屋に帰ってきた時に注射器を見つけたシーンでは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの『Under The Bridge』が流れてくる。

※『Under The Bridge』はレッチリのボーカルのアンソニー・キーディスが、ヘロイン中毒の頃を思い出して書いた曲で世界中で大ヒットした。レッチリのファンならこの場面でこの曲が使われた意図もわかるはず。

 

その後、ヤク中ねーちゃんがヘロインを注射するシーンでは、カウボーイ・ジャンキーズの『Sweet Jane』が効果的に使われていたりと、とにかく音楽の使い方にセンスを感じます。

こんな話をしていたら違う映画の話をしてるような気になってきます。

ジョニー・デップ主演の「ラスベガスをやっつけろ」みたいな(笑)

 

おっと!すいません。話それすぎですね。

 

何とか不時着して、病院で目覚めて昔のパイロット仲間と昔話をしている時に、デンゼルが涙を流すシーンがすごく印象に残りました。

心の中に闇を抱えた主人公が、昔の戦友に会って気持ちが緩んだのでしょうか。

 

こういう演技は、デンゼルにとって得意中の得意なのではないでしょうか?

昔見た『グローリー』で黒人部隊の捻くれた兵士の役を演じたデンゼル、白人の上官にムチ打たれるシーンでも、強がって顔の表情すら変えずに我慢しているが、ついには涙を流すシーン…。

あのデンゼルの演技を見てから、ずーっとデンゼル・ワシントンのファンです。

 

あらすじ後編(ネタバレ注意)

 

翌朝、ハーリンという謎の男が病院に尋ねてきた。

 

病室に入るやいなや「街中がお前の噂で持ちきりだ。あいつはすげえパイロットだ、英雄だと」窓の外には大勢のマスコミが詰めかけていた。

 

そう、今やウィトカーは大勢の命を救った英雄になっていた。

ハーリンはウィトカーの昔からの仲間で、タバコと酒を差し入れに来たのだ。

ウィトカーが処方された薬の銘柄を聞いて「ロクでもない薬ばかりだ!上質の薬がいる!」とまくしたてるハーリン。

何を隠そうこのハーリンという男は、ウィトカーの友人でヤクの売人なのだ。

 

「タバコはもらっておくが、酒はもうやめる」そういってタバコを受け取るウィトカー。

思いもかけないウィトカーの言葉に驚くハリーだったが、翌日に迎えに来る約束をして帰っていった。

夜中に悪夢で目が覚めたウィトカーは、病室を抜け出して非常階段にタバコを吸いに行く。

そこには、先客がいた。

ヘロインの過剰摂取で死にかけて、運ばれてきたニコールという若い女性だった。

ニコールが麻薬中毒と知り、アルコール依存症の自分と重ね合わせたウィトカーは、病院から出たら会おうと約束する。

ウィトカーはマスコミを避けるために、父親の残した牧場に隠れる。

アルコールを断つために、家中の酒を処分するウィトカー。

その時、チャーリーから大事な話があるので、会いたいと電話がかかってくる。

翌日チャーリーに会いに行くウィトカー。そこにはチャーリーと、パイロット組合が雇った刑事過失専門の弁護士のラングも同席していた。

 

安全委員会が、フライトレコーダーの記録でも何も問題はなかった。

「それならなぜ、弁護士が来ている?」とチャーリーに問う。

 

「今回の事故では人命が失われたため、誰かが責任を問われることになる」とラング。

「おれの操縦じゃなかったら、乗員、乗客全員が死んでいた。機体の故障が原因で事故は起こったんだ」と、主張するウィトカー。

 

乗務員全員の薬物検査があると言うラングに「それはいつだ?」と問いただすウィトカー。

「アナタの検査はすでに終わっています。あなたの体内からは強いアルコール反応が出ています。あと、コカイン反応も。」

 

このままいけば、ウィトカーは終身刑だとラングに告げられる。

 

でも、事実を覆すことは出来ると言うラング。

 

航空会社とパイロット組合も会社と自分たちの保身のために、事実を隠蔽して、機体の故障で旅客機は不時着したということで押し通すつもりだったのだ。

 

自分の操縦以外では誰も救えなかった、そう自負するウィトカーだったが、ついに迫るプレッシャーに耐え切れず禁酒を破ってしまう!

 

1度酒を口にしたら最後、あっという間にもとの酒浸り状態に。

 

ニコールの住まいを訪ねるウィトカー。

ニコールは家賃の滞納で管理人と揉めている最中だった。

 

ウィトカーは家賃を肩代わりして、牧場の家にニコールを住ませることにする。

ニコールは、薬を断って最初からやり直すつもりだった。

 

ウィトカーはトリーナの葬儀に出席した際にマーガレットに会う。

ウィトカーに命を救われたマーガレットだが、来週に安全委員会から事故の聴取があることをウィトカーに告げる。

 

「あの日の俺がいつも通りだったと話してほしい」とマーガレットに頼むウィトカー。

 

マーガレットはウィトカーがアルコールの問題を抱えていることに薄々気付いていた。

嘘の報告は出来ないと言うマーガレットに、「俺の操縦じゃなくても、無事に着陸できたと思うか?」と問うウィトカーに「無理よ、あなただから無事に着陸できた」と認めるマーガレット。

 

最後はウィトカーの頼みにうなずくしかないマーガレットだった。

 

ウィトカーは、ニコールの誘いで中毒者の集会に出席するが、途中で退出し、そのままバーに立ち寄った。

バーのテレビで、副操縦士のエヴァンスの意識が戻り、取材を受けたことを知ったウィトカー。

すぐにバーを出て、エヴァンスに会いに病院に向かうウィトカー。

 

病室で再会するも、二度と歩けない体になったエヴァンス。

 

「あの日、あなたが乗った瞬間からあの機の運命は決まっていた」「あなたから酒の臭いがしていた」そう告げるエヴァンス。

 

「パイロットが俺じゃなかったら、みんなは助かっていたと思うか?」そう尋ねる、ウィトカーに

「いえ、みんな死んでいたでしょう。でも、あの日のあなたは、アルコールが入っていてベストな状態ではなかった」そう言い放つエヴァンスだったが、「でも、私はあなたのあの日の状態のコトは誰にも話していない」。

エヴァンスは、信心深いクリスチャンで、「あの日の事故は誰のせいでもなく、神の御心で、運命だった」とウィトカーに話す。

 

夜、ニコールが牧場に帰ると、ウィトカーが父のセスナ機を整備していた。

ニコールに「俺はあの日酒を飲んで操縦桿を握っていた。このままでは、俺はムショ行きだ。こいつに乗って一緒に逃げよう」と誘うウィトカーだったが、ニコールはリハビリを受けるようにウィトカーを説得しようとするが、結局は口論になってしまう。

 

 

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翌朝、ニコールは牧場を出て行った。

 

チャーリーとラングに会いに行くウィトカー。

事故機を調査した結果、機体に重大な欠陥があったことが証明された。

「それともう一つ、今回の事故の状況で10人のパイロットにシミュレーションした結果、乗員乗客全員が死亡しました。何回やっても、誰一人着陸できませんでした。あなたは最高のパイロットです」そう言ってウィトカーに尊敬の言葉かけるラング。

 

「これで公聴会も問題ない。あなたが酒を飲んでいたということも立証できない」そう話すラング。

「でも、一つだけ問題が…。それは、機内にあったはずのウォッカが2本なくなっているという事実。」

あの日、乗客には機内サービスはなかったので、アルコールを飲むことが出来たのは、乗務員だけ。

公聴会の場で亡くなった乗務員で恋人のトリーナが飲んだことにして、事実を隠蔽するよう促すラング。

牧場に帰ると、そこには大勢のマスコミが待ちわびていた。

ウィトカーはマスコミをかわして、チャーリーの家にかくまってもらう。

チャーリーの家で禁酒に成功したウィトカー。

ついに、安全委員会の公聴会が翌日に迫っていた。

 

アルコールも完全に断ち切って、公聴会に臨もうとするウィトカーだった。が、はたしてその行方は?

 

ウィトカーは無事に公聴会を終えることが出来るのか?

 

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あらすじ後編に対する感想

 

 

まず、相変わらずイイ味を出してるハーリン役で登場するジョン・グッドマン。

役どころは、デンゼルのガキの頃からの悪友で、ドラッグ・ディーラーって!!!!

…まさに!!うってつけ!!!笑

病院の廊下をさっそうと歩く登場シーンにローリング・ストーンズの名曲『Sympathy for the devil』を使うところがたまりません!!

 

おっと!また話の軸がズレてきた…。

 

映画の冒頭は完全に、航空パニック映画状態!!

もうマジで、手に汗握って見入ってしまう、迫力と臨場感!!

ところが一変、デンゼルが病院で目を覚ましてからは、完全な人間ドラマに突入する展開!!!

 

やりますな~。ゼメキス監督は。

 

展開が変わってからは、サスペンス色が強くなっていき、英雄とたたえられらる反面、何か隠し事があるのではと、世間からは疑惑の目を向けられ、徐々に追い詰められていく…。

酒をやめたくて必死で我慢している…でも、誘惑に負けてしまい、ついに酒を飲んでしまう、あの感じ。。。毎晩、「今日は酒飲まんとこ」と、思いながらも、気が付いたら冷蔵庫を開けてる自分。。。あっ!!気が付いたら自分の話してました。

 

今日は、休肝日にしよっ!(笑)

 

機体を超絶テクニックで着陸させて、多くの命を救って世間では完璧に英雄扱い。

でも、酒飲んで超寝不足状態で操縦していたことも事実。

 

英雄像のデンゼルから一変。

多くの問題を抱えた、一人の男の本当の姿をあぶりだす後編。

重度のアル中で、妻や息子に捨てられた哀れで孤独な男の姿を、迫真の演技で魅せる、デンゼルの演技力。

 

弱く情けないダメオヤジっぷり。でも、心の奥にまだ残っている良心。

 

自分の行動を正当化しようとする反面、このままではいけないと思う心の葛藤。

そんな心の中の良心を、押し殺させようとそそのかす、会社や組合の人間達。

口ではデンゼルを救うと言いながら、実は会社の利益を守るため、とことんデンゼルを最低な人間に追い込んでいくチャーリーとラング。

とにかく、展開がすごすぎなんですよ!

この映画は!

 

最後の公聴会でのデンゼルの証言シーン!!

 

歴史に残る名場面です!!!

 

デンゼル・ワシントンの渾身の演技、是非見てみてください!!

 

果たして大波乱の結末とは!!!

 

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