映画「ディーパンの闘い」を観た感想!!(ネタバレ注意)

どうもー、ちゅうたです。

 

なんの予備知識もナシに、たまたま観た映画

 

『ディーパンの闘い』

 

が予想外に良かったのでかる〜く、レビューします!

 

 

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 あらすじ(ネタバレ注意)

 

内戦中のスリランカ。反政府勢力の兵士ディーパン。

 

戦争で妻と子供も失い、戦いに疲れ果てていた。そんな時、両親を内戦で失った幼い娘イラヤルと、若い女ヤリニと家族を装いフランスに亡命する。

 

まったくの他人である3人が生きることを目的に、偽装家族となり、言葉も通じない異国の地で生きて行く事はそんなに簡単なことではない。

 

そんなディーパンだがフランス・パリ郊外の大きな団地で、住み込み管理人の職に就くことができ、なんとか落ち着く。

 

この団地で家族を装いながら新生活をスタートする3人。

 

しかし、この団地は麻薬密売を生業にするギャング達の巣窟だったのだ。

 

しかし、せっかく職にありつけたディーパンは、波風を起こさぬように大人しく仕事をこなし、ここに住む別の棟の管理人たちともうまくやっていく。

 

強制送還されないためには、イラヤルを学校にも通わせなくてはならない。

 

ディーパン1人の給料で3人を養うのは苦しく、ヤリニにも働くように促す。

 

そんなある日、管理人仲間からヤリニの働き口が見つかったことを知らされる。仕事は、ある老人の食事を作ったり、身の回りの世話をすること。言葉の分からぬヤリニは、気がすすまない。

 

しかし、その破格の賃金を聞いて働く気になるヤリニ。

 

しかしヤリニが面倒を見る老人とは、ギャングのリーダー、ブラヒムの叔父だったのだ。そしてヤリニの仕事場の隣の部屋ではいつもチンピラ達がたむろしている。

 

初めは戸惑うヤリニだったが、ブラヒムから気に入られ、「何か困ったことがあったら、いつでも力になる」と優しい言葉をかけられる。

 

ある日ヤリニとイラヤルが歩いている時に銃声が鳴り響く!!ブラヒムの組織と敵対組織の抗争が勃発!団地内で激しい銃撃戦が起きた!幸い2人にケガはなかったが。イラヤルはショックでふさぎ込む。

 

スリランカでの非情な殺し合いに嫌気がさして故郷を捨てたはずのディーパンに再び暴力の世界が忍び寄る!新たに家族となった者たちに危険が迫る!!!

 

一度は戦いを捨てた、戦士の心に再び火が点いた!!!

キャスト・スタッフ

 

 

 

2015年フランス映画

 

監督…ジャック・オーディアール

 

ディーパン…アントニーターサン・ジェスターサン

 

ヤリニ…カレアスワリ・スリニバサン

 

イラヤル…カラウタヤニ・ビナシタンビ

 

ブラヒム…バンサン・ロティエ

 

 

 

感想

 

普段フランス映画とかあんまりみないんですけど、たまたまHuluの新着映画でみつけて何気に観てたら意外と面白くて、見入ってしまいました。

 

それにしても、出演者がなんとも地味。

 

ええ!?この男が主人公!?

 

スリランカの元兵士ディーパン役の俳優なんか、もっさりして髪型なんか取ってつけたよう感じで、なんとも冴えない感じで。

 

腹は出てるは、あんた本当に元兵士???

 

・・・・はい!正真正銘、本当の兵士なんです!!何を隠そうディーパン役のアントニーターサン・ジェスターサンは元スリランカの兵士で、この作品で映画デビューというからスゴイ!!

 

偽装家族の妻役の女も全然美人じゃないし、おまけに体型だってちょっと崩れ気味。いつも不機嫌で、すぐにふてくされる。

 

でも、偽装家族の娘役の子は、子供らしくて素直で愛嬌があって良かった!

 

あと妻役の女優も娘役の子も、みんなこの映画が初出演。(演技力高いですよね~)

 

 

 

そんな感じで物語の序盤は、赤の他人の3人が家族を装いながらも、打ち解けられず、ヤリニなんて、イラヤルに冷たくあたり、「なんであの子の面倒をみなくちゃならないのか?」みたいな感じで。ってかお前が勝手に連れてきたんやろっ!とティーパンもヤリニを責めたりしながらも、だんだんと家族に近づいていく3人。

 

夜、ディーパンが仕事から帰って、くつろいでいる時にシャワーを浴びるヤリニ。

 

シャワールームのガラスに映るヤリニの裸をキョロキョロ覗き見しては、見ぬふりをするディーパン(「はよ、いけ!ディーパン!後ろから抱きしめて・・・・・ちゃえ!」って見ていてイラっと来ます。ディーパンの気真面目さが。)

 

それゃあね、いくら赤の他人とはいえ同じ家で暮らす男女ですから。しかも若い二人、夜になるとムラムラ感が湧き上がってきて当たり前!

 

やがて想像通り、二人は結ばれるわけですが、なんと最初に仕掛けたのは、ヤリニの方。(驚)

 

考えたらヤリニはディーパンより若く、まさに女盛り。。。このへんから。。。ヤリニがだんだん色っぽく見えてくるところが不思議。。。

 

。。。そうか!!。。。それってパルファムノアールのせいかも(笑)。というより何を期待して観てんねやろ・・・

 

『Sawaday香るStick・パルファムノアール』がエロゴージャス過ぎる!!

 

この頃からディーパンは亡き家族の面影をイラヤルとヤリニに重ね合わせ、本当の家族のように感じて、平和なひと時を過ごしてるんですが、世の中そんなに甘くない!!

 

組織の人間とも、衝突せず、当たり障りなくやってきたディーバンですが、些細なことで組織のチンピラとモメてしまい、そこからはあっという間に緊張状態に!!!

 

苦労して暴力の世界から逃げてきた、この異国の地で、新たな暴力に自分の中に眠ってた狂気が目を醒ます!!!

 

蘇った殺人マシーンにとっては街のチンピラ如き赤子同然!!!

 

「お前らみんな皆殺しや!!!!」

 

こっからは殺人マシーン状態!!!

 

団地の暗い階段で次々にギャングを倒していくんですが、目の前のヤリニのことすらわからずに、銃を突きつける始末!!ヤリニにひっぱたかれて、ようやく目が醒める!!

 

結局一人でギャング達を全滅させてしまうって・・・アンタはレオンかっ!!

 

すっかりハードボイルドなストーリー展開。っとここで場面変わって、数年後・・・・ディーパンとヤリニとイラヤルの姿が。ディーパンの腕には赤ん坊の姿、ここでようやく本当の家族になった4人の姿を映して映画は終了!!

 

予備知識を入れずに観たせいか、映画のラストが予想外で結構楽しめました!

 

あとからネットで見たんですが、評価は賛否両論みたいで、それはある意味納得です。

 

というのは、もう少しディーパンのスリランカでの物語や団地内でのギャング達の抗争の筋書きをはっきりさせていればもっともっと映画に入り込めたのは確かでしょうね~。

 

それをさておいても、僕自身は結構楽しめましたが。

 

映画のテーマ自体は重たいんですが、映画を見る限りはあんまり重たさは感じませんでしたね。

 

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是非お試しあれ~。

 

それでは、最後まで読んでいただきおおきにぃ~。

 

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