どうも、ちゅうたです。
最近再びカメラ熱がよみがえっております。
以前から気になっていたNikonのオールドレンズ、Ai Nikkor 28㎜F2.8単焦点レンズをついに買ってしまいました。(3月末頃に購入)
と言っても、ヤフオクで中古で買ったのですが。
じつは、ヤフオクで買い物したのはこれが初めてで、10年くらい前にアコースティックギタ―の中古に入札したこともあったのですが、結局落札は出来ませんでした。
はじめてのヤフオクでの購入は少しばかり勇気がいる
ぼくが愛用しているカメラはNikonのD7000なのですが、古いマニュアルフォーカスレンズも使えるのです。厳密に言えばAi以降のレンズなら使えると言った方がいいですね。
それで、以前にも親戚に借りて少し使ったことのある、マニュアルフォーカスレンズの28㎜F2.8のレンズを購入するべく、いろいろ探してみました。このレンズ発売からかなりの年月が経っていますが、今でも新品で購入できるレンズなんです。それぐらい人気のあるレンズで、Nikonの名玉と言われるレンズの一つです。でも、新品だと5万円近くするんですよね~。
まぁ、カメラに詳しい人なら、レンズの新品で5万位なら、「全然安いやん」ってなるのでしょうが、我が家の今の家計状態で趣味に5万は正直キツいんですよね~。
そういうわけで、とりあえずは中古で探すことに。キタムラやカメラのナニワ、マップカメラあたりで探したら安くて2万円位。
でも、この価格では程度の方はあまり期待できそうにないみたい。
中古でも程度が良い状態だと3万円近くしています。中古で3万出すなら、あと2万出して新品購入したほうが後悔はないような。。。
今のデジタルカメラ用に設計されたレンズだと大きくて重いモノが多いのですが、オールドレンズならコンパクトで取り回しも楽なんです。ただし、マニュアルフォーカスなので慣れが必要なんですけどね。
ポートレートや風景ならじっくり構えてフォーカスできるので問題ありません。
でも、動く被写体をマニュアルフォーカスでジャスピンで撮るにはそれなりの訓練が必要です。
それを考慮しても金属を多用したあのメカニカルな外観は、ぼくの物欲にやたらと刺激を与えてきます。(笑)
ヤフオクで何度か入札で競った結果は惨敗
さすがに人気のレンズなだけあって、結構オークションにも玉数が出ています。程度の方もピンからキリまであって、安い部類ではジャンク扱いや「レンズにカビやクモリ有り」というモノから「レンズ内に多少のチリの混入はありますが比較的美品です」等。。。こういう表現は、一体どう判断していいのかわからず、出品者の評価と入札件数の有無である程度判断しました。
商品紹介では、お値打ち品みたいに書かれているのになぜか「誰も入札していない」。。。???なるほど、よく見ると「悪い評価」が沢山ついている。
とりあえず毎日チェックしているとなんとなくわかってきます。「これは、入札するべきか?」「いや、このレンズはやめておこう」みたいに何となくわかってきたような。。。
で、「これは絶対大丈夫やろ」「よっしゃ!入札しよう!」って意気込んで入札したら、やっぱりヤフオクに慣れた入札者にはかないません。あっというまに落札されます。
やっぱり、みなさんよく知っていますね。ぼくが、「これはええんちゃう?」と思った商品はみんな狙ってるんですよ!
結局、3回落札に負けました。完璧にノックアウト!!
一応、今回の予算はMAXで15000円位で考えていましたが、「いいなぁ」と思ったレンズは、もっともっと高額で取引されていました。これでは勝ち目ないはずです。
半分諦めかけていた頃、ふとヤフオクを覗いてみたら28㎜F2.8が5000円まで競られたまま、更新されていませんでした。しかも残り1日。確かに程度の方は「レンズにスレがあるものの写りには影響ナシ」という説明で商品写真を見ても、あんまりキレイとは言えませんが、価格を考えたら仕方ないかなと。。。少し悩みましたが、結局入札しました。
何度か競りましたが、最終的に7000円程で落札出来ました。
初めての落札で正直ドキドキでしたが、とにかく無事取引も完了して、3日後には無事レンズも届きました。
正直梱包のお粗末さにちょっとびっくりしながら、D7000に装着してテスト撮影してみました。撮った写真を見ても問題なくとりあえずはホッとしました。(レンズは大きめのダンボールの中で転がるような適当な梱包だったので)
その後です!!
重大な事に気付いたのは!!
同じ28㎜F2.8にも種類があることが判明!
そうなんですよ!28㎜F2.8といっても、種類がいくつかあったなんて。。。ぜんぜん知りませんでした。
このレンズ、何度かリニューアルされていて、まずNikkor Ai 28mmF2.8、そのレンズを改良して発売されたのがNikkor Ai 28mmF2.8S。で、何が違うのかというとレンズの表面のコーティングが違うらしいのですが、AiからAi-sになって逆光に強くなったみたいです。(28㎜F2.8Sのレンズ、表記によってAi-sと書いてることもありますが同じレンズです)
ぼく的にもっと重要な違いは、最短撮影距離なのです。Aiが最短撮影距離30㎝に対しAi-sは20㎝まで寄れるのです。この10㎝の違いはかなり大きいです。最短撮影距離の話は以前のSIGMA30㎜F1.4の記事にも書いています。
https://cyu-ta.com/30mm-closeup/
ヤフオクでもAiとAi-sでは落札価格に少し差があって、最短撮影距離のより短いAi-sはより高値で落札されています。3度入札して落札できなかったレンズは全てこのタイプでした。
で、今回ぼくが落札したのはAi-sではなくAiだったのです!そして今回欲しかったレンズはAi-sの方だったんです。昔親戚に借りてD40で使ったのもAi-s。
試し撮りしているときに気付いたんですが、「あれ?被写体に寄ったらピントが合わへんねんけど。。。?」「確か20㎝まで寄れるはず。。。」
ここで気付きました!!!レンズの撮影距離の数字に!!!よく見ると最短距離の数字が0.3に!!!0.3ということは?。。。30㎝??「どういう事?」その後調べて上記の内容を知りました。
それにレンズを上から見たらロットナンバーやレンズの刻印の位置も全然違います。。。
今更遅すぎですね。というより「なんでもっと早く気付かんかったんやろ。。」よく見たらいろんなサイトやブログなどで紹介されてるのに。
でも、まぁ7000円に少し小銭を足したくらいで買えたから良しとするしか。。。買った以上は大事に使わねば。
こんな感じで使用感もあって多少のアタリもあります。
絞りリングも少しガタツキがあって、ヘリコイドは軽め、でも使用上は問題ありませんし、値段を考えたら仕方ないですね。同じくらいの金額でも運が良ければもっと程度の良い個体もあるんでしょうけど、オークションなので「買ってみなけりゃわからない」と、いうことです。
レンズフードHN-2もAmazonで買っちゃいました。金属製のレンズフードがカッコいいです!
D7000に装着!!おおっ!いい感じぃ~。
実際に撮影してみた
京都観光に行った時の平安神宮での1枚。絞りはF8。
近所の散歩コースでの桜と雪柳。F8まで絞って撮ってるんですが、撮影距離が短いので被写界深度が浅いですね。
絞りは開放、最短撮影距離の30㎝まで寄ればトロ~っとボケていい具合です。
こうやって見てみると発色も良いですし写りもすごく気に入りました。1977年設計の古いレンズでも遜色なく良い写真が撮れるってスゴイですね!
中古で安く買えるオールドレンズにハマりそうな予感が(;・∀・)
次は50㎜ F1.4あたりが。。。。ヤバい(笑)
まとめ
新しい設計のオートフォーカスレンズも便利でいいですが、マニュアルで撮るオールドレンズも、また、違った楽しみ方があります。じっくり構えて撮影するならマニュアルフォーカスも楽しいですよ!
「写真を撮ってるんだぜっ!」感、ハンパないです!(笑)中古で上手に探せば、お手頃価格で手に入れられるマニュアルフォーカスレンズ、興味があれば是非1度お試しあれ!
それでは、最後まで読んでいただき、おおきにぃ~。